centosを利用したサーバー構築

centosはレッドハット系の互換ディストリビューションとして人気が上がってきています。centosはレッドハットが生まれてすぐに登場したディストリビューションであり、レッドハットの良さである、長期サポート、安定したパッケージシステムを踏襲しています。他のディストリビューションとは違ってバージョンアップが穏やかであり、新技術よりも枯れて安定して利用できる技術を率先して導入することが多くなっています。ただし、ハードウエアへの対応は率先して行われ、新ハードであってもすぐにドライバなどが用意されてきています。

またバージョン6からX86の64ビット版に焦点を絞ったことでより安定した稼働が可能になってきています。centosをサーバーに利用するのはとても簡単です。イメージが無料で公開されていますのでUSBなどに書き込んで立ち上げるだけです。ネットワークインストールも可能なのでさまざまなハードウエアでインストール可能です。

また、インストーラーがこなれてきていることから初心者でも扱いやすいと好評です。サーバーで利用する場合はパッケージ管理が重要になりますが、最新バージョンを追いかけるというよりもセキュリティアップデートを重視する流れがあるので注意は必要です。サーバー版の場合は新機能がそれほど重視されませんが、場合によってはリポジトリを変更して最新バージョンを取り入れることも可能であり、柔軟性の高いパッケージシステムが搭載されています。