音楽サーバーを作るために必要なこと

NASを利用して音楽データを貯めておいてWIFI経由で聞く方も多いですが、あくまでもファイルのやり取りでしか無いので使い勝手があまり良くありません。そこでおすすめなのが専用の音楽転送ツールを使った音楽サーバです。音楽サーバはLinuxなどを使えば低コスト、しかも、CPUはそれほど性能が必要ありませんので消費電力を抑えたサーバー構成が可能です。音楽サーバーに必要な機能は主に2つあり、1つは保存した音楽データを適切に管理し転送すること、2つめはさまざまなクライアントに対して適切に通信することです。

NASと同様の使い勝手となりますが、音楽データに付随することが多い、各種タグを活用できますので歌詞を取得したり、音楽の各種データの表示、検索なども可能です。また、サーバーで音楽を鳴らすこともできますのでコンポ代わりに利用する方も多くいます。構築の方法としてはVortexboxのように音楽サーバー専用のディストリビューションを利用すると簡単ですが、汎用的に利用したいならMintLinuxなどの最初から音楽サーバー用の各種アプリケーションを採用しているディストリビューションを選ぶと良いです。これらのディストリビューションではファイル共有機能も利用できますので音楽ファイルの転送も簡単です。

また、itunesにも対応できますのでさまざまなクライアントソフトから音楽を聞けます。また、USBDACを利用すればデジタルデータを直接オーディオに転送できます。