安いパソコンパーツの組み合わせであっても、高性能な自作パソコンを作っていくことは難しくありません。そもそも、パソコンパーツには相性というものが存在しますので、高額なものを利用したからといって大きな効果を発揮するわけではないということを理解しておく必要があります。実際に、高価なパソコンパーツを利用したとしてもその性能を最大限に発揮することができないボトルネックと呼ばれる症状も確認されています。例えば、処理能力を司るCPUとグラフィック性能を司るグラフィックボードを組み合わせるときには特にこの相性が問題となります。
CPUに関しては高額なものほど計算能力や処理能力が大きくなるため、高額なものを利用することにメリットはあります。一方で、グラフィックボードに関しては高額なものを利用したとしても、その性能を最大限に発揮するためには処理能力が高いCPUも一緒に揃えておく必要があるというデメリットが存在します。つまり、CPUの性能が低いのにグラフィックボードだけを高く設定したとしても、グラフィックボードの能力を最大限に生かすことができなくなってしまいます。この場合、CPUに合わせたグラフィックボードを設置することによって高額なボードに匹敵するようなパフォーマンスを発揮することができるようになります。
こういった相性の問題は、パソコンパーツにはつきものになっていますので必ず念頭に置いておく必要があります。